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組む

国内と海外の志を同じくする仲間が“組み”ながらつくるショップ、ギャラリー、コミュニティ・スペースの機能をもった空間

August 18 2016 , Shop Report

Kumu 01 signage

住所でいえば東神田となりますが、駅でいえば馬喰町。でも馬喰町や日本橋横山町の問屋さんが並ぶ活気のあるエリアからは少し離れていて、人が住んでいて落ち着きがあるエリア。このあたりにすごくいい店が集まっています。大きな道路は清洲橋通りですがこのあたりは一方通行になっていて道路も比較的すいています。そこから一本中に入ったところに『組む』はあります。

Kumu 02 Entrance

清洲橋通り沿いにもいい店がたくさんできていますが、ひっそりとしたこの通りにもいくつか店ができていて探検するのも楽しい感じ。クラシカルなウインドーを持ったこちらのお店は『 2015年に国内外のものづくり、手工業の交流拠点となる場』としてオープンされ、『ショップ、ギャラリー、コミュニティ・スペースの機能』を持ったスペースと紹介されています。古いビルディングをリノベーションした手仕事の風合いを残したつくりが今の気分です。白を基調としたニュートラルな感性を感じさせ、広く取った窓からは高い天井が全面に見ることができ、シンプルなエクステリアを通して店内への興味を誘います。

Kumu 03 window2

ウインドーのサッシはスチール製でなかなかの風情と存在感があります。開き戸を表示する『PULL』の控えめなサインがツボ。大きく表示したい、わかるように表示したいという実用一点張りと責任回避のために不必要に目立つ嫌いのあるこういったものが適切な高さにあるとこれくらいの大きさでも役割は果たすもんだなと感心。 サッシの色のグレーも店内に対するコントラストを抑え目にしてあり柔らかな印象でもあり、スチールの質感を凹凸で陰影を持たせる効果もあって調子がイイです。

Kumu 04 interior

店内は高い天井のおかげもあって開放感があります。商品量もあまりないのでゆったりとした『間』が取れていて軽やか。それぞれの什器が可動性をよくするため軽量化を考えてデザインされているあたりは『マルチスペース』の構成としてなくてはならないものですね。

Kumu 05 table

 

Kumu 06 stuff

商品の買い付けで多くのバイヤーが集まる問屋街の周辺でこのような形態のショップができているのが象徴的に感じます。

 

『組む』の名付け親でもあるデザイナーの大治将典さんの言葉がHP上で書かれています。

「組む」というアイディアは2010から2011年初頭に友人の木工家・橋本裕さんと話しているときに考えつきました。 お互いのことをリスペクトし尊重しあえる人どうしが自由に出入りして居られる場所。 忙しそうな人がいれば、手伝ってあげる。 疲れた人がいれば、休んでもらう。 楽しそうなことがあれば、みんなで楽しむ。 そんな共同体と場所を仲間達と作りたいと思っていました。

次のようなアイディアが「組む東京」の芯となっています。

「場所と場所が組む。世界中が我が家になる。』

人と人がベースにしている場所どうしが繋がりあうこと。 お互いがお互いのホームに受け入れ合うことで、そこも自分のホームに感じられるようになること。 お互いの文化がどんどん身近になり、違いを受け止め、そして許しあうこと。 それは愛です。

私も行く、あなたも来る。 あなたはここに居て良いし、私もそこに居て良いと感じる。 そんな世界中が我が家になるような交流を生みたいと思います。

 

モノを通して人がどれだけ繋がるのか?この “independ” の考えるところでもあります。

Text: Koichiro Sato
Picture: Koichiro Sato

Shop Data

Shop data

組む

住所:
101-0031 東京都千代田区東神田 1-13-16
TEL:03-5825-4233 公式サイト:www.kumu-tokyo.jp

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