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音楽付きコーヒー豆、音楽付きクラフトビール!

音楽レーベル「Vegetable Record」が運営する、店舗自体を一つの音楽フォーマットとして捉えた音楽付きコーヒー豆、ビール専門店。

December 26 2017 , Shop Report

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東京台東区元浅草。地下鉄銀座線の稲荷町と田原町とつくばエキスプレス線の新御徒町の間のエリア。台東区だと今注目のエリアは蔵前の名前が上がるかと思いますが、それだけではないです!面白い店舗はあちこちで産声を上げています!

というわけで、今回は「VEGETABLE CORPORATION」。コーヒーとクラフトビールが飲めるお店です。というと、カフェバーのような存在を想像するかも知れませんが、本当に売りたいものは音楽なのです!

 

VEGETABLE CORPORATIONは音楽レーベル「VEGETABLE RECORD」が運営するショップで実は音楽を売っているのです。

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しかしなにゆえ元浅草?!と疑いたくなる環境。決して悪くはないですが音楽を売るには向いていない?かのような佇まい。いろいろな物件を見られた中で経済条件に合うものを探しに探したというのは当然ですが、ショップについては究極のところ目的性の高いショップであれば場所はそんなに関係ないのではないか?という結論からだそうです。

そもそも今までの“VEGETABLE RECORD”はネットの中だけに存在していたものなのですが、実態となって街に存在するときにどのような“つながり”を形成していくのか?というチャレンジ。音楽とどのように出会うか?というテーマに対して生まれた形態であって、それが“VEGETABLE CORPORATION”(というショップ)なのです。というわけで“VEGETABLE RECORD”さんは「ショップ」自体を新しい「フォーマット」として捉えています。

コレは実は、ショップを「昔からある販売の古典的な形態」として捉えていたワタクシからすると衝撃的な意見でした!流れが逆!になっているのですね。ショップの展開はそういう世代のモノに変化しています。

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店頭で販売されているのは、パックされたコーヒー豆とボトルビール(現在開栓提供のみ)。それを買うと音楽がダウンロードできるという仕組み。どうやって音楽につながるかという部分に主題が置かれていて、コーヒーやビールにあった音楽が作られているわけでもなく音楽に合わせてコーヒーがブレンドされているわけでもないというのがポイント。コラボレーションのようなモノでもないし、音楽に付属するおまけのようなモノでは当然ない。音楽と出会う機会がコーヒーやビールを買う機会にシンクロしている状況というのがおもしろいですね。

で、なぜコーヒーやビールなのか?という疑問が残りますが、それは“VEGETABLE RECORD”に縁があったという率直な答え。コーヒーは福井の永平寺町にある“COZY COFFEE”から、ビールは奥多摩の“VERTERE”から。いずれも丁寧な仕事で評価を得ているお店。どちらもしっかりしていてハズレじゃないのが素晴らしいところ。たいへんおいしいです。

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ショップの作りは本当に簡単ですが、“VEGETABLE RECORD”のコンセプトに近い作り。ちなみに音楽のジャンルは「アンビエント」から「歌もの」まで様々です。

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ショップ自体がフォーマットのため、店舗でコーヒーやビールを飲んでも音楽は聞けます。「音楽のテイクアウト」をコンセプトに、カップについているQRコードを読むとダウンロードできる仕組み。

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店舗には、イスとテーブルがあってお話ができるようになっています。カフェとしてではなくココで繋がったことで何か生まれるための装置のようなモノでしょうか。“VEGETABLE RECORD”はここをギャラリーとしても捉えていて、(この時の展示では)天井に映像が映し出されていました。

場所にいろいろなモノを詰め込むような仕事はたくさんしてきました(笑)が、純粋にクリエーションのためのメディアとして存在しいろいろなものが集まってくるような「フォーマット」という生み出し方はユニークで展開が楽しみです。

 

Text: Koichiro Sato
Picture: Koichiro Sato

Shop Data

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VEGETABLE CORPORATION

住所:
〒111-0041 東京都台東区元浅草1-14-7 松島ビル1F
TEL: 公式サイト:www.vegetablerecord.com

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