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SyuRo

かっこよく気取ったモノでもない。かっこよくあたたかいモノ。思いやりとか心意気、そんな空気を生活デザインとして伝えていく「日常のデザインプロダクト」

August 29 2016 , Shop Report

SyuRo 01streetview

蔵前と新御徒町と浅草橋駅のちょうど真ん中くらいにあって、どうやってもちょっと歩かなければいけない距離感。それでもわざわざ行ってみる価値があるお店です。パリの『メルシー(merci)』にも ココの商品がおいてある!そういう見方で足を運んで損はないです。

SyuRoは生活日用品などのプロダクトをはじめ、企画、ディレクションをするデザイン会社が直営しているショップ。2016年8月に新しく移転されました。いままでは通りに面したところにショップがあったのですがそこから10秒ほど離れた場所にあった自社のギャラリースペースをショップに改造してOPENされました。前の店は小さなかわいい店だったんですが、若干窮屈だった感もあったのでこちらの広い空間に驚きます。

生活で使い続けることのできる道具を日本の伝統や職人さんの技術、または福祉作業所で作られるモノなどをSyuRoのフィルターを通して、違うジャンルの方々に知っていただきながら、日常のデザインプロダクトとしてお伝えしております。
かっこよく気取ったモノでもない。かっこよくあたたかいモノです。思いやりとか心意気、そんな空気を生活デザインとして伝えていけたらいいなと思います。
商品企画、オリジナル商品の卸売販売、また直営店の運営。空間ディスプレイや店舗計画、スタイリングなども行います。様々なスタイルに対応したトータルデザインをご提案致します。

SyuRo 02 Exterior2

ひとつづつモノについて考えさせてくれるような商品なんですね。どれくらい耐用年数があるんだろうとか、特殊な手入れが必要かとか。だから、この店でモノを見た後に同じような商品で普及品の様なものを見ると違いがよくわかります。安く作るっていうのはどんな工夫なのかとか材料を変えるとこんな風になるのかとか。そこでどちらのモノを選ぶんだろうとなったとき、イージーな方へ行きがちだったと思うんですがこれからはそうじゃないんだろうなという気がしています。

SyuRo 03 entrance view

空間としてはほんとに何もない空間なので商品の陳列がまるでギャラリーの展示の様な印象。実際に店内を歩いた感じもプロダクトをひとつひとつ吟味してみるような感覚になります。普通のショップでの買い物感覚ではないですね!それに、これだけの広さでこの商品量ってのはありえないです!工場・倉庫の用途の空間を、こういう贅沢な空間に変質させる実例、またはモデルハウスのようなものとして空間系のライフスタイル感を体験できる場所としてオススメです。

Syuro 04 goods

SyuRo 05 interior

SyuRo 06 table

最近はよく『モノづくり』を礼賛し、技術の伝承がどうだとか零細工場が日本の工業力のベースだからどうのとかいう論調があったりします。また、クリエイターを育成するまたはデザイナーをどうやって育てていくかとかオリジナリティを大切にすべきだ云々ととにかく『作れ作れ』が多すぎのような気がします。私は、そこよりもむしろ商人を育てるべきだと思うんですね。モノの価値に正当な価格をつけてお客様に販売できる商人と、どういうものが売れてどのように作ればいいかアドバイスできる卸業者が必要だと思っています。大量生産じゃない時代の『モノの流通』と『モノ売り』ですね。

いまある建物をリノベーションする感覚とか、イイと思えるものを上手に合わせていく感覚とか、そういうオモテに見えるこちらのスタイルと併せて流通部分と販売部分もスゴクいいなぁとおもっているのです。

Text: Koichiro Sato
Picture: Koichiro Sato

Shop Data

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SyuRo

住所:
〒111-0054 東京都台東区鳥越1-16-5
TEL: 公式サイト:www.syuro.info

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